日本映画

野原位『三度目の、正直』日常 / 行間に潜むもの

野原位監督による2022年作『三度目の、正直』について。役割、自分自身で内在化した理想像による日常的な抑圧についての映画のように感じる。 その役割を他者に押し付ける心理の根源には子供や妻に対する「自分のものだ」という所有の感覚がある。主人公はそ…

濱口竜介『偶然と想像』における想像の位置 / なぜブレッソンか

濱口竜介監督による2021年作『偶然と想像』における想像の置かれている位置を、この映画が "言葉によるセックス" についての映画であるという点から考える。そして、それを元になぜこの監督がロベール・ブレッソンの方法を用いているのかについて考える。

濱口竜介『ハッピーアワー』重心を合わせること

濱口竜介監督による2015年作『ハッピーアワー』について。相手の目から世界を見ること、そのテーマを映画自体が体現している。

濱口竜介『親密さ』魂が手を伸ばすこと

濱口竜介監督による2012年作『親密さ』。渡されずに落ちていた想像力が拾われ、演劇や詩、映画になることについて。

『天気の子』における搾取構造の否定

新海誠監督『天気の子』について。最初の方、ネカフェに泊まるシーンにおいて帆高が「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(村上春樹翻訳の方)を読んでいることがわかります。「キャッチャー・イン・ザ・ライ」は学校からドロップアウトし主人公ホールデンが社…